2015年11月7日土曜日

78日目-81日目 2015/10/04-2015/10/05


78日目


眠い目を擦りながら出発の荷支度を始めます
先日訪れた”タランパヤ国立公園”と併せて世界遺産に認定されている”イチグアラスト国立公園”はここから道を逸れた17kmほど先に位置しています


イチグアラスト国立公園はこんな感じらしいです


往復で37km、、、入場料は高そうだし、、、、もう恐竜とか、、、、、


今回はスルーすることにしました
次なる大きな街”San Juan(サン・フアン)”へと向けて漕ぎだします


今日もつまらない道を進みますよ


僕はよく携帯食としてパンを買っているのですが、最近パンを頼むと漬物石みたいなのが出されます
よくよく看板を見ると”Pan Casado(自家製パン)”と書いてあります
外から中までびっしりと詰まった大重量級で、最初に見たときは分銅かと思いました
相変わらず退屈な道をこの分銅と一緒に走っています


筋トレも可能な重量


イチグアラストへの起点となる大きめの街で買い出しをして、またただひたすら漕ぐだけの日常、、、
運が良いことに今日はかなりの追い風ですいすい進めたのですが、お陰でテントが煽られて設置できません
一人廃屋の中で風にブチ切れながらテントと格闘している様は、きっと側から見てたら笑えます


途中で寄ったイチグアラスト国立公園への起点となる街”San Augustin(サン・アウグスティン)”

レストランの上に恐竜がいます


アルゼンチンの道路うねりすぎ

初めて電信柱の端っこを見ました。この電柱より手前には電線がありません

呆れるほど地平線



79日目


別段美味しくとも何ともない分銅を買って、別段面白くもない道を走ります
向かい風にも負けずにペダルを回し続けて、州都と言うにはこじんまりとした街に到着しました
適当なホステルに投宿して、今日のサイクリングは終了です
頑張って思い出そうと思っても特に何もなさすぎて記事に困る日々です、、、


今日は分銅タイプじゃなくて何て言うんだろう、、とにかく重いパン

途中からサイクリングロードが登場

郊外にはワイン農場が広がっています。今や新鮮さはひとかけらもない

なぜかサン・フアン付近はサイクリストが大勢いました

はい、楽々サン・フアン到着です



80日目


目指すは南米最高峰アコンカグアの麓にある観光地”Mendoza(メンドーサ)”です
距離にして約160kmほどなので、余裕の二日で到着でしょう
と思ったら、また忘れていた”風”と言う強敵が待っていました
そして、なぜか”路肩”という概念を忘れてしまったアルゼンチンに四苦八苦しながら進みます
メンドーサが近づいて交通量も多くなっている上に、風で煽られるので自転車の取り回しにも神経を使ってへとへとです


久々の高速らしい高速道路を走ります

この交通量で路肩ないとか、、


アルゼンチンに入国以来そうなのですが、基本的に乾燥した大地が広がっています
太平洋で発達した雲も偉大なアンデス山脈に阻まれ、内陸側まで来ることがないので雨の恩恵を享受出来ていないのです
そのため、茶色の風景だけが茫漠と続くつまらない道になっています
尚且つ時折ポツポツ小雨が散らつくとか、もう祟りとしか言えません


ちょっとどんだけ荒廃してるの

つまんねー


朝から夜まで走っているというのに80kmそこそこしか進んでいないのが信じられません、、
メンドーサ州に入ったところの検問所で野宿を断られてオロオロしているところに、親切なおじさまが納屋を貸してくれました
一見して周りにも家はなく、おじさまは一人で暮らしているようです
一匹の犬と一羽のインコと共に暮らす日々は一体どんなものでしょうか、、、
久々に話し相手が出来て嬉しいのか色々と話をしてくれるおじさまでしたが、あまり聞き取れない上疲れたので早々に退却、、申し訳ないことをしました、、、
パンもご馳走になり、風に怯えることなくゆっくり眠ることが出来ました


ベッドまで用意してくれました。有難や有難や



81日目


4日分を一気にまとめちゃうほど内容が無い日々も今日で終わりのはずです
もう本当自転車旅行とか止めたくなるところでした
メンドーサまで残り80km弱、日が暮れる前までに到着したいところ
風景はいつもの通り砂漠一辺倒なので、写真を撮ることもなく先を先を急ぎます
後で見返したら”Jocoli(ホコリ)”っていう街の看板と、途中で買ったお菓子しか写真に収めていなくて自分でもびっくりです


メンドーサまであとちょっと。もう一踏ん張りです

周りにはなーんも無さすぎて送電線にも感動

”ホコリ”と読みます。これくらいしか話題がないっていうのが悲しい

なんかマカロンみたいなオシャレなお菓子もたまには買ってみたり


なんとか夕方にはメンドーサに到着して、目星をつけていたホステルへ、、、

「No hay(空いてないよ)」

「OK」

他のホテルへ、、、

「No」

「OK」


、、、、、、、

あれ、、、何かおかしい、、、、



とあるホテルのおばさま曰くチリ?アルゼンチン?の祝日の為にどこも観光客でごった返しているそうです
※後日調べてみると10/12は、チリでは”アメリカ大陸発見の日”でアルゼンチンでは”文化の多様性を尊重する日”で祝日だそうです。なんじゃそら、、
またまた運が悪い日に当たってしまいました、、、祟りです、、
本当にシラミ潰しに聞いてようやく見つかったのが300ペソ(約2,400円)の1つ星ホテルという結果に、、、
ここメンドーサからはアコンカグアを望む3,000m弱の峠を越えて、チリへと再入国することになります
そ、その前に、、、ここでは嬉しい再会が、、、

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