103日目-104日目 2015/10/26-2015/10/27
103日目
乗り物での移動中に一晩を過ごす時は、盗難にも気を払う必要があるし、横になってねれないのでなかなか休んだ気がしません
目を覚ました頃にはすでに夜が開けていて、対岸も見える距離まで来ていました
チャイテンに無事に着港し、ここから僕の”アウストラル物語”が始まります
1,000km以上南下してきたものの、気温の変化はさほど感じません
今日はほぼ快晴で、日差しが非常に厳しいです
対岸が見えてきました、、、なんか凄そうである、、
こんな感じのフェリーに乗ってました。なかなか大きい
やたら海の青さが目立ちます。波も穏やかで、鏡のように景色が反射しています
パタゴニアのハイライト”アウストラル街道”が始まります
退屈で仕方のなかった高速道路とは打って変わって、周囲は緑で覆い尽くされ、雪山があちこちから顔を覗かせています
噂に違わぬポテンシャルを持ち合わせているようです
チャイテンを出てからはゆったりしたアップダウンの舗装路で、非常に快適なライディングを楽しめます
しばらくすると未舗装路に変わり、傾斜のきつい上りが頻発します
一番軽いギアで立ち漕ぎをしてギリギリ上れる程度の急坂に序盤からもう自信喪失です
前から思っていたことですが、僕の自転車は絶対ギアが足りていないです、、、
緑豊かな景観。緯度が随分下がったので、2,000m以下の山でも冠雪状態
久々に自転車と一緒に撮りたくなる風景
恐怖の未舗装路始まる、、
驚くほど青く澄んだ湖
道中に街はちらほらあるようで、それのいずれもがアラスカやカナダで見たような木造の可愛らしい家々です
”SuperMercado(いわゆるスーパー)”もあって、食材から生活雑貨まで一通りのものは揃いそうです
水は滝や川、湧き水がそこら中から出ていて、補給に困ることもなさそう
今までに見たことのないタイプの教会
これがアウストラル街道のポテンシャル
だんだん夏が近づいてきて、日暮れも随分遅くなってきています
今日は出発が遅かったので、6時過ぎまでだらだらと走りました
橋の脇にスペースで今日はキャンプです
久々に火遊びをしながら夜を過ごします
橋の近くで野宿(翌朝の写真)
104日目
朝4時頃、、ポツポツという音に目を覚まします、、雨です、、
眠い目をこすりながら、慌ててフライシートを設置します
アウストラル街道は雨が多いと聞いていましたが、2日目から雨の中の走行になりそうです
雨が止んでいるのを期待して再度目を閉じます
、、、迎えた朝、、、雨です、、、
もう覚悟を決めてテントを収容し、走り出します
雨
晴れていれば綺麗なんでしょうな、、今はそんな余裕すらありません
雨が止んだタイミングで写真を撮ります
雨でぬかるんだ道路に何度も足を取られます
「雨」「未舗装路」「上り」という三重苦に苛まれながら無心で漕ぎます
雨が降っていると写真も撮らないし、休憩もほぼしないので、距離は稼げます
強烈なアップダウンを超えて、お昼過ぎに”La Junta(ラ・フンタ)”という街に到着しました
雨は止んできているし、まだ切り上げるには早い時間ですが、向かい風が吹き出してものすごく寒いです
自転車はドロドロ、頭から足までずぶ濡れになったので今日はここでストップします
溜まっていた衣類を洗濯したり、濡れたテントなどを乾かしたり、バーナーのメンテナンスをしたりしていたら意外と時間はあっという間に過ぎていきます
ドロッドロのバッグ、、ゴミかと思いました
洗濯物やら濡れたテントやらを乾かしたら部屋がカオス
ずっと調子の悪いバーナーのメンテナンス中。カオス
どこかのチャリダーさんがアウストラル街道を走っている時に「晴れろ」と願いながら寝たそうですが、全く同感です、、晴れろ!!
0 コメント:
コメントを投稿