2014年12月15日月曜日

Terminal de Mitsubishi→Pachapaqui 

朝六時半にはテントを収容して、自転車を掃除します
泥道を走る度に結構入念に掃除しなくちゃいけないから、面倒です
掃除する手がかじかみます。流石は標高4,000m

ここで朝ご飯も御馳走になりました。この先もしばらく街とかはないらしいので助かります
行きしなに手みやげまで頂いてしまいました。三菱重工さんの支給品だけどね
作業服まで持たされたのですが、絶対にこの瞬間しか着ない
でも、断る訳にもいかなかったし…捨てられないよな


出発前に集合写真

沢山頂きました


今日はとりあえず峠を越える事を目標にがんばります
三菱重工さんのターミナルを過ぎた所から舗装路に変わりました
”こら今日は楽勝だな”と心の中でガッツポーズ
でも、舗装路でもツラいものはツラい。だって上りですから
道路脇には湖が広がっています。湖フィーバー中です




 湖面に映された空が景色に青色を添える


人間の手が入っていない景色が好き

もう何か、青過ぎて怖い 




暫く走っているとHuallanca(ウアヤンカ)との分岐点に差し掛かります
当初の計画ではウアヤンカからHuayhuash(ウアイウアシュ)国立公園に行く予定でしたが、時間的制限等から見送ります
いつも未舗装路は嫌だな、と思っているんですけどこの道を見ると、どうも心が震えます
旅情が溢れているのをひしひしと感じます。無念


 Huallanca(ウアヤンカ)へと続く道。わくわくが暴走する


一つ小さな峠を越えると、また湖が登場です
湖面には美しい山々が反射して映し出されています
”Agua es Vida. No contamina(水は生命です。汚さないで)”と言う、標語が掲げてありました。良い事言うな
でも、中南米に言える話ですが、街中はもちろん国立公園だろうとゴミを平気で捨てる人種です
お店でモノを買って、そのお店の前でゴミをぽい。お店側も全く気にしない
どういう神経しているのか、頭開けて覗いてみたいくらいです


 一つ峠を越えます





昨日よっぽど疲れたのか、ちょっと勾配がキツくなるともう上れません
こういうときどうするかと言うと、押す訳ですが…最近では自転車を押して進む事に抵抗は全くなくなりました
アメリカなんかを走っていた事は、”一回も足を着かないで上り切る”とか息巻いていた頃が懐かしい


 緩い上りでも一苦労

絶景。声も出ない。地球を前に棒立ちするしかない


地球は美しい。そんな形容はこんな場所にこそふさわしい

カオスの中にある普遍的な秩序



もう何かヘトヘトになった頃に峠が登場
本当に、この辺りは過疎地域過ぎて何も補給出来ていません
風が随分と吹き荒れていて、走らないとすぐに体温を奪われてしまいます
ゆっくりゆっくり焦らず急がずじわじわ漕いで、無事峠越えを果たします


  峠登場。終盤の上りはツラい



この上り坂の途中に沢山の犬に追いかけられ、いつも通り無視していたら、一匹の犬がバッグにガブリ

…………………何してんだ、こら

もうね、ブチ切れましたよ。本当に殺す勢いで犬を追いかけ回しましたね
家主のいる前で怒号を響かせながら本気で石投げてましたから
お陰でバッグに小さな穴が一つ増えました
実は犬にバッグを噛まれるのは三回目です。てか、ペルーだけ。ペルーでは犬もバカなのか
鎖に繋いでいない事の方が多いから、かなりの高確率で追いかけられて、もうくそめんどくさい
余りにも頻繁なので、最近は犬に殺意が芽生え始めている



はい、峠越え



さて、無事峠を越えたは良いものの、なかなか街が見えてきません
陽が傾いて来て、日陰はもの凄く冷えます。尚且つ下りだから凍えそうに寒い
何とか明るいうちに街に到着し、最初に見つけたレストランで夕食です
これが驚愕のs/.15(約550円)とか…他の街なら半額位だったよ…何だよここ、本当に同じ国かよ
予想外に高かったのもあって、今日は頼み込んでレストラン横にテントを張らせて貰いました


 風が吹き荒れ、身も凍る様な寒さの中

先まで何も無い。焦る

これで600円は流石に高過ぎる...山岳怖過ぎる

0 コメント:

コメントを投稿

ページビューの合計