2014年8月13日水曜日

Taraza➡︎Valdivia 62km/**h

-今日の轍-
見た通り、上りです。しかし、これはただの上りではないんです。この上りはアンデス山脈の上りなのです

気持ち景色が山らしくなってきました
そのせいか、湧き水がそこらに溢れています。水資源万
なぜか脇道からぴゅーと水が放射されています
なんかもう曲芸です

40kmほど走ったところで、早めの休息を入れます
なぜなら、遂にアンデス山脈に足を踏み入れるからです
充分なグリコーゲンを体内に蓄えます

この橋を越えると、遂にアンデス山脈(*)の足元に入っていきます
南アメリカ大陸を割るように連なるアンデスの山々を、長い間走ることになります
アンデス山脈、お手柔らかにお願いします


きっつー

上りに加えてこの暑さ、堪えます。標高が2000m位からは涼しいけれど、まだまだ数百メートル地点
民家に引いている湧き水を頭から被って木陰に入り、涼をとります

しかし、少し上っただけでもこの景色。アンデス山脈、侮れないです
この道は何処でも見晴らしが良くて、ペダルを踏む足にも俄然力が入ります

写真を撮りつつ順調に上っていると、 滝壺に入浴する地元民
涼しそうだな、と思っていると席に誘われ、ウィスキーをたんまりご馳走になりました
疲労と空腹の状態でのアルコールは、あっという間に回ってすぐいい塩梅です

酔ったら下ネタになるのは、日本もコロンビアも変わりません
夜まで飲んで一緒に踊ろう、と誘ってもくれましたが、今日は先を急ぎます
何の衒いもなくおもてなしをしてくれるコロンビア人が好きです

飲酒運転です。アルコールが身体に回って少しクラクラします
上れば上るほど景色が良くなるので、がんばって漕ぎ続けます
まだ1000mそこそこなのにすでに絶景です。流石はアンデス...


ま、まちが見えてき...風の谷か?

山の稜線に沿う様に、レンガ調の建物が立ち並んでいます
急に飛び込んで景色にただただ圧倒されます
綺麗と壮厳さが漂っています

道路は朽ちていますが、雰囲気は悪くありません
標高を上げているので、冷涼な風が吹いています

適当なところで夜ご飯
お馴染みのワンプレートで400円くらいです。高地になって少し値段が高くなった気が

町の公園では子供達が凧揚げをしています
コロンビアからよく見かける様になりました。風流ですなぁ

警察署の近くにテントを貼らせて頂けることになり、取り敢えず暗くなるまで待機
と、現れるコロンビアの子供達
こんな僻地に来る旅行者なんて少ないと思うので、興味津々に近寄ってきます
疲れていたけれど、いつもコロンビア人にはお世話になっているので、子供達と少し戯れます

小さな街、噂は広まり続々とやってくる人々。ミサンガくれたり軽食をくれたり...
すっかり夜も更けた頃、疲れた身体を横にすることができました

*アンデス山脈
南アメリカ大陸の南北に亘る世界最大の褶曲(しゅうきょく:地層の側方から大きな力が掛かった際に、地層が曲がりくねるように変形する現象のこと)山脈です。南北に7500m、幅は350~750km。最高峰はアコンカグア(6960m)で、標高6000m以上の高峰が20以上も聳え立っています。アウトドアメーカー"パタゴニア"のロゴになった山もあります。また、"ナスカの地上絵"で有名なアンデス文明も築かれたことで知られます

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