350日目-384日目 南米コロンビア -メデジンな日々 其の四-

Medellin

未だに荷物待ちの為、メデジンに滞在しています

ネットにも飽き、正直やることもありません
メデジンに着いてからずっと体調が思わしくなく、咳が止まりません

支出も止まりません。因みに、体重増も止まりません。八方塞がりです

目的も無い日々は、自分の存在意義について考えさせます

自分は今日、何も得る事なく、向上する事なく、時間だけが無常に過ぎるのを見ていただけ

自己実現の為に始めたこの旅はただ世俗から外れ、怠惰な自分を肯定することが主であったかの様で、心が痛んで仕方ありません

人間をやめたくなります

与えられる時間は皆平等ではではないけれど、その時間の使い方は自由です

僕は”世界を感じる”事に時間を投資することで、自分に代え難い経験、自信と誇りを持ちたいと思っています

しかし、現実には自身が感じる程の成長は無く、ただ日々を過ごしているだけです

確かに素晴らしい景色に逢い、忘れ難い人々の優しさに触れ、”経験”だけが増えています

しかし、その経験さえも恐ろしい”馴れ”と言う作用によって希薄に、”日常”へと変わって行く気がして、恐怖を感ぜずにはいられないのです

この旅に出た優位性は保たれているのだろうか、この旅は間違っていたのでしょうか

勿論、今でも時々観光はしています
しかしそれは、作為的に、生理作用へと強制的に訴えかける様なものに感じ、心の芯まで響かないのです
アラスカやカナダの荘厳壮大な、自分を自然体へと誘う景色が懐かしい

繰り返される日常とは、人生へ忍び寄る汚染物のようです。徐々に蓄積し、気が付いたときには侵され、身動きが取れなくなってしまいます

それならば、時には傷付くかもしれないけれど、情熱ある刺激的な日常に身を置くしかありません

とにかく打ち込める何かを...

出来るだけ早く自転車を漕ぎ出して世界を見、この漠然たる思いを人生にぶつけたいのです

出来るだけ早く...

”人生ってこんなものか”

自分のやりたいことがやれる様な世の中で、本当にそれを成し遂げる人ってどれ位いるのでしょう
僕は自分がやりたいことを、この旅を通じて大真面目にやりたいと思うのです

今回はただ部屋に籠った人間の愚痴になってしまいました、すみません
中米の鬱憤が募り、最近偉大なアンデスに触れたからかも知れません

写真は、メデジン近くの村”Amaga”で撮影した草花です