2015年8月22日土曜日

24日目 2015/08/12
94km

朝、暖かなベッドと対照的に部屋の中はキンキンに冷えきっています
ホテルの窓から外の景色を見て唖然としました


雪がボタボタ降ってます


さすがに冬ということでしょうか
一時期プーノ一帯に大寒波を訪れ家畜動物も含め多くの人が亡くなったらしいですが、再来でしょうか
今日は出発するべきかとどまるべきか迷いますが、とりあえずは自転車の復旧が急務です


、、、ダメだ、、


固定用のネジが合わず、ディレーラーが固定できません
雪が降る中、先日購入したお店まで行きます
全然品揃えもなく、如何にも”街の自転車屋さん”という店構えです
でも、主人はとても優しく色んな話をしてくれながら、丁寧に自転車を慣れた手つきで手際よくメンテナンスしていきます
ディレーラーの調整の他、リアの振れ取り、ブレーキの調整まで至る所を小一時間以上観てもらいました
値段を尋ねると、主人は少し考えながら控えめに

「10ソル(約400円)でいいよ」

と言います。雪の降る寒い朝できっと大変だったと思いますし、同情を含んだ価格に思えました
大したお金ではないのですが、20ソルを渡して気持ちよくお別れしました


とりあえず、これで自転車の方はバッチリとリカバリー完了です
あとは天気ですが、、、雪が雨になったり、時折止んだりと相変わらず不安定な天気が続いています
雲の切れ間に青い空も見え始めたので、いつか止むだろうと淡い期待を抱きつつ、11時前頃に完全武装で走り出します

なかなか止んでくれず、靴がビチャビチャになったあたりでようやく晴れ間が見えてきました
昨日乾かなかった洗濯物を荷物に括り付け、先を急ぎます
ペルーとボリビアに跨る”Lago Titicaca(ティティカカ湖)”に沿って走ります
今日も、平坦路一辺倒の道でだんだん退屈になってきました


周りが白んで見てても寒そうな景色です

やっと晴れてきました


それにしても、今日のライディングはいつもと違います
朝の調整のお陰で、ギアが気持ち良くスコンスコンと入ります
見ていてもあっという間の作業でしたが、僕がやるとチマチマ15分くらいかかった上に妥協するというのに、、
その上、今までリアタイヤが触れてフレームに接触していたり、ブレーキパッドもリムに干渉していたりと、常に引っ張られる感じがあったのですが、、
完全に解消され、氷の上を走っているかのようにスイスイと進みます
自転車屋さんってすごいなぁ、と思う反面、自分の力量のなさにがっかりです
今までそんな中でも結構漕げていたので、進化した今後のNew小笠原に期待してください


今日はかなり調子がいいですね

かっこいい岩を見るとワクワクしちゃいます

ランランララランランランランランラララン♩


夕方4時頃に85km地点の”Juli(フリ)”と言う小高い丘に位置する街に着きました
ここは全然ツーリスティックな街ではないのですが、とても落ち着いた雰囲気が特徴で一気に惹きつけられました
民族衣装をまとったインディヘナのおばちゃんが行き交い、中央の広場から小路を除くとティティカカ湖が望めます
今朝の天候のこともあり、ホテルに滞在するか迷いましたがもう少し走ることにしました


JULIという街

落ち着いていていい街です

もうほとんど海ですね


街を抜けるとティティカカ湖が広がり、本当にさながら海のようです
オレンジ色の夕日に照らされながら、小さな波を絶えず陸へと運んでいます
今日は、ティティカカ湖のそばにどうしてもキャンプしたい気分になってきました
ゆっくりと五時過ぎまで走り、暗くなったところでテントを張ります


オレンジ色に染まるティティカカ湖

雲が出てるけど大丈夫かな


明日は遂に、ペルーを後にしてボリビアに入国です
一つ気になる点があるのですが、、、大丈夫かな、、

0 コメント:

コメントを投稿

ページビューの合計