2015年8月7日金曜日

13日目 2015/08/01
79km

アバンカイからクスコまで残すところ約200kmですが、この間に1,500m以上の上りが2回も続く難所になります
この区間さえ越えてしまえば、以後このような凸凹なルートはほぼ出てきません
あと一踏ん張り、いやあと五踏ん張り必要かな?

アバンカイの街中はひどい坂道です
シアトルやサンフランシスコを思い出します
少し迷いつつアバンカイの街を抜け出し、ここから今日は30kmで1,600mアップの坂道となります
昨日洗って乾かなかった洗濯物を自転車に括り付けて、乾かしながら進みます
恥ずかしいとか思ったら自転車旅行なんて出来ません


アバンカイは山の斜面に築かれています

服に靴下やらパンツやらをくっ付けて走ります

ペルー名物道路工事

雪を被った山がお目見えです


いやしかし、ここの坂道の勾配はちょっとエグくて、漕ぐ度に身体が軋む思いです
これまでハイペースで駆け抜けてきてスタミナが足りなくなっているのか、とにかくこの峠越えは辛いです

ちょっと進んでは休憩、ちょっと進んでは休憩、きつい区間は押しながら確実に標高を上げていきます


今日も上ってますよー

周りを山に囲まれています


昨日アバンカイまで標高を上げていなかったら絶対に峠越えは不可能だったでしょう
後半は、高山病の薬を飲んで来たものの偏頭痛の症状が出始め、いよいよ厳しくなってきました

気力だけは切らさないように、お腹は空いても無視してペダルを回します


奥の山を超えるみたいです。電波塔があるところがいつも目印

上ります

峠越えまでもう少し

1,600m下にアバンカイ。ここまで約8時間かかってます


午後2時半過ぎ、遂に峠越えに成功です
頂上からは雪を被った山が顔を覗かせ、ピューピューと冷たい風を吹かせていました

防寒対策をして、一気に下ります


雪山が急に姿を現します。絶景です


20kmほど下ったところのお店でお昼休憩をします。と言っても、すでに3時半を大きく回っていましたが、、
アバンカイの街で買っておいたパンが今日初めての固形物です
僕はただパンを貪る機械になって、何も考えずパンを口にひたすら運んでいました
全身が鉛になったように重く、もう一漕ぎもしたくないくらいに疲れ切っています

まだ距離にして50kmを少し上回ったところ、、、


この量で約80円という爆安

一気に下ります。下っているうちに日が暮れてきました


ここからまだ30kmは下りの筈なので、途中でレストランとかがあればそこで宿泊交渉でもすることにします
重い重い腰を椅子から引っぺがし、サドルに跨ります
”ホテル”の看板を何度も横目にしながら、急坂を下っていきます

ない、、、

いい感じのレストランがなく、判断を躊躇しているうちにどんどん日が暮れはじまます
下の写真を撮るために側道に出たところ、針状の植物にタイヤを貫かれゲームオーバー
ちょうど廃屋となった建物だったので、今日はここで野宿です

そういえば、今日はパンしか食べてなかったな、、


この後パンクします


アバンカイからクスコまで2日でいけんじゃね?っていう思惑は脆くも弾け飛びました
明日も1,500mアップの道です

クスコに着くのは2日後になりそうです

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