2015年9月26日土曜日

43日目 2015/08/31 宝石の道day8

本日が宝石の道最終日になります
振り返ってみると長かったようで短かかったような感じです
宝石の道が終わると同時にボリビアも最後になります

今日も悪路にタイヤを取られつつ、自転車は跳ねながら漕いでいきます
そして最後の宝石¨Laguna Blanca(ラグーナ・ブランカ)¨¨Laguna Verde(ラグーナ・ベルデ)¨が見えてきました
青に緑に赤と、様々な表情を見せてくれた湖はどれも美しかったのですが、今日の湖の印象は少し違いました
”今日で終わりか”という虚無感や脱力感があって、あまり印象に残っていません


本日も悪路しかありません

ラグーナ・ヴェルデ

角度が浅くなるほど緑色が濃くなって見えます

ラグーナ・ブランカ

これが最後の宝石となるわけです


お昼過ぎに公園事務局を去ります
振り返ると広大な山々と湖が広がっていました


最高の試練と思い出をありがとう


公園内を出ても悪路が続いていて、ボリビアは最後まで攻撃を仕掛けてきます
緩い丘を抜けるとボリビア国境に到着しました
賄賂にB/.5を要求されるとかでいいイメージがなかった入国管理局ですが、冴えないおじさまが一人いるだけの小屋です
僕は賄賂なんて迫られることなく、奥に案内されてスープまでご馳走になってしまいました
きっと僕が少しスペイン語を話せて、旅の話に賛同してくれたからだと思います
でも、スペイン語をいくら勉強していようがこんなときに僕が言えることは


「Gracias(ありがとう)」


この一言だけです
本当にありがとうございました


さようなら宝石の道

この廃墟みたいなのが入局管理局というのだから驚きです。洗濯物が干してあります

宝石の道とともにボリビアともおさらば


無事ボリビアを出国し、お次の国は¨Chile(チリ)¨です
チリの入国管理局は約50km先の¨San Pedro de Atacama(サン・ペドロ・デ・アタカマ)¨という街です
チリに入っても未舗装路のアップダウンが続きましたが、6kmほどで舗装路になりました
実に8日振りの舗装路に感動です


文明万歳!!


ここからはひたすら下り続ければ街に到着するというボーナスステージです
が、久し振りの舗装路の下りはまさにジェットコースターに匹敵する恐怖です
瞬く間にトップスピードに達し駆け下りるスピード感に緊張しっ放しです
冷たかった風も段々暖かくなってきて、横には広大なアタカマ砂漠が見えてきました


アタカマまでまだ47kmですが、、、

チリに入ってからもすんごい急坂のアップダウンが続きます

野生の狐とか初めて見ました。かわいい

実に8日振りの舗装路です

とりあえずはチリに向かいましょう

入国管理局のクォリティが上がりすぎて戸惑います


アタカマに到着して入国審査を受けます
チリは食料品に対する規制が厳しいらしく、おそらく陸路で初めて荷物検査をされました
昨日もらったモッツァレラチーズだけは死守しようと

税務官「食べ物は持ってる?」

「持ってない」

ギリギリセーフ
モッツァレラチーズは無事入国出来ました
それでは、悠々とアタカマの街へと入っていき、、、


アフリカですか?


乾いた土地に土壁の家々、、、先進国だと思っていたチリのイメージがガラガラと音を立てて崩れ落ちていきます
恐る恐る中心部に近付いていくと景色は一変し、観光地ムード一色の街が広がります
売っている品々や店構えなどはボリビアとは別次元です
インフォメーションセンターで宿情報を得ましたが、最安のドミトリーでも千円以上します
もうそういう国に来たんだと腹をくくり、途中で声をかけてくれたホステルに投宿


本当にアフリカにワープしたのかと思いました

中心部はこれでもかっていうくらいの観光地です


宝石の道は質素で毎日大変な生活をしていたのだから、チリにきたら思いっきり贅沢しようと思っていましたが、お店に入って値段を見たら震えが止まりません
恐ろしい国に来てしまいました
炭水化物でお腹を膨らませ、久々のコーラに舌鼓を打ち、ネット社会に復帰です
溜めに溜めたブログを一気に書き上げようとパソコンを開き、充電、じゅうで、、、、あれ?


プラグが合わない、、


アメリカ大陸はプラグタイプが一緒だと思って、変換コネクタを持ってきていませんでした
10minくらい固まって後外に駆け出すも、変換コネクタを見つけられず途方にくれます
僅かな充電を頼りに細々とブログを書くのでした、、、

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