2015年9月24日木曜日

41日目 2015/08/29 宝石の道day6

辺りが明るくなってくると同時に目が覚めます
ウユニを出てからというものの原始時代の人々の様に、自然に従った実にシンプルな生活を送っております
電気製品の充電が出来ないので、パソコンもルート確認程度にしか使いませんし、やることがないのでご飯を食べたらすぐに寝てしまいます
日中のほとんどの時間を自転車に跨っているので仕方ないかも知れませんが、寝ている時間は働いていた頃の2倍くらいに伸びました


岩好きには堪らない場所で野宿してました



さて、まずは今日の目玉¨Arbol de Piedra(石の木)¨はもう視界の範囲内です
既に多くのツアーバスが止まっていて随分賑わっています
なるべくなら一人でじっくり味わいたいのですが、続々と観光客が押し寄せてくるので諦めて飛び込んでいきます
こういう場合、奇異の目でジロジロ見られるか、興味を持って話しかけてくれるかの二択ですが、前者の場合が多いのですごく嫌なんです
もう大分慣れましたが、やっぱり嫌なものです

”石の木”は自然の風化によってまるで木のような姿になった石です
角度によって大きく印象が変わり、風に棚引いているようにも見えます
石の木もさることながら、周囲に散らばっている奇岩群も素晴らしいです
岩好きの僕からしたら胸が踊る場所ですが、明らかに僕だけが浮いてしまっている存在なので渋々先へと進みます


日が昇って間もないというのにこの混み合いよう、、うんざり

風でなびいているようにも見えます

怪物のようにも見えます

フライドチキンのようにも見えます


石の木以外も様々な形の岩がゴロゴロ、、登りたい、、


奇岩地帯を離れ、緩やかに下っていると真っ赤に色づく”Laguna Colorada(コロラダ湖)”が見えてきました
驚くべきことに、ここからが¨Parque de Avalora(アバロア公園)¨の管轄内になります
つまり今までの湖や奇岩地帯は国立公園でも何でもない、ただの管理されていない田舎です
実際は原則ツアー会社の方でゴミや景観の保護に関しては注意がなされているのか、道中に目を避けたい状況などはありませんでした
ここで入園料B/.150(約2,700円 ※2015/08/29時点)を支払います

コロラダ湖には集落があるので、最後の食料調達をします
割と主食のオートミールの消費が激しいので、パスタとお菓子を買い足しました
料金は通常の1.5倍から2倍程度の設定ですが、ボリビアを出国したらボリビアのお金はただの紙屑になるのでここで使い果しておきます
今日を含めて残り二日分なので、今日はパスタパーティーです


結構滞在した割に、いい写真が撮れませんでした

うまく紹介できなくてすまん、コロラド湖、、、

湖の赤さが伝わっているといいのですが、、

もう十分すぎる量です


お昼はパンが尽きてしまったので、オートミールを食べます
久々に朝・昼食用の甘いオートミールを作りましたが、これがバカうまです
日本に帰ってからも常食間違いなしの一品です


日本の皆さん、このパーフェクトフードを騙されたと思って試してください。きっと病みつきに、、


コロラダ湖から先は随分と乗れる区間が増えてきましたが、ここからは自転車旅行中最も標高の高い峠越えが待っています
上りがキツくなってきて陽も暮れた頃に、またまた狙ったかの様に岩陰が登場です
自転車旅行で大体乗れる距離は決まってくるし、幾人の自転車旅行者もこの宝石の道を走っているので、こういうスポットにみんな救われているんだろうと思います
風除けのための石が積まれていたり、薪の跡が残っていたりしてもゴミは落ちていません
きっと、後から来る自転車旅行者の為の配慮なんじゃないだろうかと考えたりします

テントを張っていると岩壁に動く影があると思ったら、うさぎでしょうか
まるまる太って美味しそうではないですか、手頃な石を拾ってきて思い切り投げつけます
見事に命中し崖から落ちてきたところをすかさず包丁で、、、何てことはしていません

野生のうさぎ?こんなところに動物とは驚きです

今日も素晴らしい立地で野宿です


今日も大した距離は走ってないのですが、予定通りの走行距離です
このまま予定通り走れば残り二日です
なんかあっという間だった気もします

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